基礎理論
基礎理論、アルゴリズムとプログラミングという二つの中分類から構成され、内容は非常に広範囲に渡ります。
・数値表現
・論理演算とシフト演算
・データ構造
・基本アルゴリズム
・BNFとポーランド記法
・待ち行列理論
数値表現
数値表現には、基数法、基数変換、補数表現、2進データ(固定少数点形式、浮動少数点形式)、10進データ(パック10進数、ゾーン10進数)などが含まれますが、中でも出題率が高いものは基数変換、補数表現、浮動少数点形式です。さらに誤差に関する問題の出題も予想されます。
論理演算とシフト演算
論理演算とシフト演算に関する問題は、必ずと言ってよいほど出題されています。基本事項を中心に理解しておきましょう。また、命題や集合についても扱います。
データ構造
データ構造に関しては、リスト、スタック、キュー、木(ツリー)などの問題向きデータ構造の特徴やこれらに対するデータの追加・削除などの問題が多く出題されています。
基本アルゴリズム
基本アルゴリズムとして出題されるテーマは、主に整列と探索です。予想される出題内容は、下記のような分類になります。
・フローチャート中の処理の一部を解答するもの
・各アルゴリズムの内容や特徴を問うもの
・整列または探索のと中継経過や結果を問うもの
・計算量を問うもの
対策としては、各アルゴリズムについて処理の順序や特徴を確実に理解しておくこと、さらに各アルゴリズムの計算量や考え方を理解しておくことが重要。
BNFとポーランド記法
BNFはプログラム言語の構文記述に、ポーランド記法は数式の表現に用いられる方法です。これらの内容はシステム開発の知識として出題されることもあります。分かってしまえば難しい内容ではないのですが、苦手とされる方の多い分野です。
待ち行列理論
基本情報技術者試験では出題されないテーマです。λ(ラムダ)やμ(ミューまたはマイクロ)などの記号が使われるので、難しく感じられますが、基本が分かれば決して難しい内容ではありません。応用情報技術者試験では、午後問題として出題されるテーマなので理解しておきましょう。