PHPプログラムの基本ルール
PHPプログラムの動く仕組み
PHPのプログラムは、どこでうごくのでしょうか?Webサイトを訪問したユーザのPCでしょうか、それとも、Webサイト上で動いて実行結果だけが、ユーザに伝えられるのでしょうか。
答えは後者です。ユーザがWebサイトを訪れると、WebサーバがPHPのプログラムを処理して、結果をHTMLとして返します。ユーザは基本的にPHPが出力した結果をWebブラウザで閲覧すると言う形になります。PHPがWebサーバ上で動き、結果だけがユーザに伝えられるということを押さえておきましょう。
PHPプログラムの書き方
通常、HTMLには書いたままの文字列が表示されますが、PHPを利用すれば様々な計算処理を行った結果を表示させることができます。PHPのプログラムはHTMLに埋め込むように記述します。プログラムは、PHP開始タグ「<?php」からPHP終了タグ「?>」までの間に記述します。
<html>
<head>
<title>サンプル</title>
</head>
<body>
<?php echo 3 + 5; ?>
</doby>
</html>
出力結果
8
ちなみに、PHP終了タグは省略可能で、次の場合、PHP開始タグからファイル末尾までをPHPのプログラムと見なします。
<html>
<head>
<title>サンプル</title>
</head>
<body>
<?php echo 3 + 5; ?>
</doby>
</html>
<?php
echo "test";
// PHP終了タグを省略した場合
出力結果
8
test
コメントについて
PHPのプログラムの中には、コメントを記述できます。コメントには、プログラムの解説や説明を記しておくことができます。プログラムの動作には全く影響を及ぼさないので、何でも自由に書くことができます。コメントには下記の種類があります。
# ~~~~ 1行コメント。「#」から行末までをコメントとして扱う
// ~~~~ 1行コメント。「//」から行末までをコメントとして扱う
/* ~~ */ 範囲コメント。「/*」から「*/」までをコメントとして扱う
以下は、コメントをテストするプログラムです。
<?php
echo "test";
# 一行コメント
// 一行コメント
/*
複数行コメント
複数行コメント
複数行コメント
複数行コメント
*/
出力結果
test
文字出力
画面に文字を表示する方法(つまり、PHPの出力結果に文字を出力する方法)を紹介します。画面に文字を出力するには、「echo」や「print」といったコマンドを利用することができます。
<?php
echo "echoコマンド表示";
print "printコマンド表示";
出力結果
echoコマンド表示
printコマンド表示