変数について
PHPでの数の扱い、計算について紹介します。どんな方法で記述するか、どんな点に気をつけないといけないのかを紹介します。
・変数名の規則
・変数の操作
変数はプログラム動作する間、一時的にコンピュータのメモリ上に値を保持します。PHPの変数は、$nameや$ageなどの変数名の前に「$」を付けることになっています。変数に値を代入するには「=」(代入演算子)を使います。
変数の値は、そのままechoを使って出力することもできますし、二重引用符の中に梅門で表示させることも可能です。
<?php
$name = "PHP Master";
$age = 29;
echo "My name is $name. I'm $age years old.";
出力結果
My name is PHP Master. I'm 29 years old.
変数名の規則
変数名はアルファベットかアンダースコア(_)から始まらなくてはなりません。2文字目以降には、アルファベット・数字・アンダースコアが使えます。
使える変数名
$value
$_db
$rep123
$row_data
また、よく間違える使えない変数名も以下に列挙しました。これらは使えないので注意しましょう。
使えない変数名
$2test 数字から始まっている
$row-data 変数名に使えない文字「-」がある
$wiki@serverwiki.net 変数名に使えない文字「@」と「.」がある
$if 予約語である
$false 予約語である
また、if・for・true・falseなどの予約語を変数名にすることもできません。
変数の操作
変数に対する操作について、より簡潔な書式で記述できる方法が用意されています。「$i = $i + 1」のように変数の値に1を加算するという記述は非常に多く使用される計算です。そのため「$i++」のように記述するようになっています。また、その逆で「$i--」と書くと、値を1減らすと言う意味になります。加えて「++$i」や「--$i」のように演算子を先書くこともできます。
<?php
$val = 1;
$val++;
echo $val;
$val--;
echo $val;
出力結果
2
1
ほかに、「$i = $i + 5」のように、変数の値を5増やすなど、変数そのものに対して計算を行いたい場合が多くあります。この場合、「$i += 5」のように記述できます。
<?php
$val = 0;
$val += 10;
echo $val;
$val /= 2;
echo $val;
出力結果
10
5